遠い宇宙の向こう側に、とある星がありました。
その星は、世界中が、絶え間なく戦争をしている星でした。
そして、そこには一人の、すばらしい科学者がいました。
永久に朽ちない金属、永久に動く機械、
少しの光を莫大なエネルギーにかえる機械、
彼の発明は、すばらしいものばかりでした。
彼の技術をほしがって、世界中の国々は、ますます争いました。
科学者は嘆きました。
彼は、人々を幸せにしたかったのです。
嘆きのあまり、彼は自ら命を絶ちました。
彼の発明の全てを詰め込んだ、一体のロボットを、
どこかに隠して。